ハロウィーンといえば、お化け、魔女、暗い森、不気味な屋敷。どう考えても「怖い」と言いたくなるものが多過ぎます。英語で「怖い」といえば、まず思い浮かぶのはscaryですが、実はそれだけではありません。spooky、creepy、eerieなど、怖さの種類によって言い分けることができます。せっかくのハロウィーンなので、今回はちょっと怖い英語をまとめて見ていきましょう。
目次
「怖い」はscaryだけじゃない
日本語でも、「怖い」「不気味」「薄気味悪い」「ゾッとする」など、怖さにはいろいろあります。幽霊が出そうで怖いのか、人形の顔がなんとなく怖いのか、本気で命の危険を感じるほど怖いのか。同じ「怖い」でも、かなり違います。
英語も同じです。全部scaryで押し切ることもできなくはありませんが、せっかくなので少し使い分けてみましょう。
scary:まずは普通に「怖い」
scaryは、いちばん使いやすい「怖い」です。怖い映画、怖い話、怖い体験など、だいたい何にでも使えます。
- That movie was really scary.
あの映画、本当に怖かった。 - It was scary to walk home alone in the dark.
暗い中、一人で歩いて帰るのは怖かった。
迷ったら、とりあえずscary。かなり頼れる単語です。
spooky:ハロウィーン感のある「不気味」
spookyは、幽霊が出そうだったり、暗くて怪しかったりする「不気味な」「薄気味悪い」という意味です。
- This old house looks spooky at night.
この古い家、夜になると不気味だね。 - I love the spooky atmosphere of Halloween.
ハロウィーンの不気味な雰囲気が好きです。
怖いには怖いのですが、spookyにはどこか「ハロウィーンっぽくて楽しい」感じがあります。カボチャやお化けの飾り付けを見て、本気で逃げ出したくなる人はあまりいないでしょう。
creepy:なんか嫌だ、ぞわっとする
creepyは、「気味が悪い」「ぞわっとする」という感じです。理由はうまく説明できないけれど、なんとなく嫌だ。そんな怖さによく合います。
- That doll has a creepy smile.
あの人形、不気味な笑い方をしているね。 - This hallway is kind of creepy at night.
この廊下、夜になるとちょっと不気味だね。
個人的には、古い人形がこちらを見ているように感じる場面などは、かなりcreepyです。できれば見なかったことにしたいところです。
eerie:静か過ぎて怖い
eerieも「不気味な」という意味ですが、静けさや音、光景などに、説明しにくい不穏さを感じるときによく使います。
- There was an eerie silence in the woods.
森の中は不気味なほど静かだった。 - We heard an eerie sound coming from upstairs.
2階から不気味な音が聞こえてきた。
誰もいないはずの2階から音がする。これはあまり確認しに行きたくありません。
terrifying:これは本気で怖い
terrifyingは、scaryよりかなり強く、「恐ろしい」「身のすくむような」という意味です。
- It was a terrifying experience.
それは恐ろしい体験だった。 - The scream was absolutely terrifying.
その叫び声は本当に恐ろしかった。
spookyが「ハロウィーンの飾り付け、いい感じだね」くらいだとしたら、terrifyingは笑っていられないレベルです。
「ゾッとした!」は英語でどう言う?
もちろん、ここまで紹介した scary や creepy、eerie を使っても十分伝わります。でも、「怖かった」だけでなく、「背筋がゾッとした」「寒気がした」くらいまで言いたいこともありますよね。そんなときに使える表現を二つ紹介します。
give someone chills
give someone chillsは、直訳すると「人に寒気を与える」。怖い話や光景などに「ゾッとする」「寒気がする」と言いたいときに使えます。
- That story gave me chills.
その話を聞いてゾッとした。 - The way she suddenly whispered my name gave me chills.
彼女が突然私の名前をささやいたとき、ゾッとした。
突然、後ろから自分の名前をささやかれたら、たしかにゾッとしそうです。もっとも、相手が彼女なら「怖い」ではなく、別の意味でドキッとする可能性もあります。
なお、chillsは怖さだけでなく、感動などによって「鳥肌が立つ」場合にも使われます。
send shivers down someone’s spine
send shivers down someone’s spineは、「背筋に震えを走らせる」というイメージの表現です。日本語の「背筋がゾッとする」にかなり近い言い方です。
- The sound sent shivers down my spine.
その音を聞いて背筋がゾッとした。 - Just thinking about that night sends shivers down my spine.
あの夜のことを考えるだけで背筋がゾッとする。
こちらは文字通り、背中を何かが走るような感覚ですね。できればハロウィーンの映画の中だけで味わいたいものです。
ちなみに、日本語なら「私はゾッとした」と言いますが、英語では That gave me chills. のように、「それが私をゾッとさせた」という形になります。怖がっている本人ではなく、怖がらせた側が主語になるのが面白いところです。
どの「怖い」を使う?
最後に整理しておきましょう。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| scary | 一般的な「怖い」 |
| spooky | 幽霊などを思わせる、ハロウィーンらしい不気味さ |
| creepy | ぞわっとする、気味が悪い |
| eerie | 静かで奇妙な、説明しにくい不気味さ |
| terrifying | 非常に怖い、恐ろしい |
| give someone chills | ゾッとさせる、寒気を感じさせる |
| send shivers down someone’s spine | 背筋をゾッとさせる |
一口に「怖い」といっても、英語ではかなり表情が違います。
ハロウィーンの映画や物語を見ながら、「これはscaryかな」「いや、これはかなりcreepyだな」などと考えてみると、英語のニュアンスも少し身近になるかもしれません。
とはいえ、本当に何かが出てきたら、単語の使い分けは後回しでいいと思います。
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