英語の勉強法を変えたい人へ 45歳でコロンビア大に留学した著者が伝える新しい勉強法と学習の習慣化

私立の進学校の教師をやめて、コロンビア大学教育大学院に留学した西山数紀(かずき)さん。西山さんの著書『45歳 仕事をやめてコロンビア大で見つけた 英語の新しい勉強法』には、留学中の経験と認知科学、第二言語習得論の知見をもとに、初級者から上級者まで役立つ勉強法がまとめられています。この記事ではその魅力をご紹介します。

45歳 仕事をやめてコロンビア大で見つけた 英語の新しい勉強法

英語学習に対する考え方を変える

この本には、著者・西山数紀さんの20年にわたる教師経験と、教師をやめてアメリカに留学した際の挫折や学びから得た知見がたくさん詰まっています。

「いろいろな勉強法を試したのに英語が上達しなかった」「学習が続かず途中で投げ出してしまった」といった経験はありませんか?それはもしかすると勉強法だけが原因ではなかったかもしれません。「認知科学×第二言語習得論×AI活用」という最新の英語学習法とともに、あなたのマインドセットを変え、学習を習慣化するためのコツが、この本には詰まっています。きっとあなたの英語学習に対する考え方を変えてくれるはずです。

本書の構成を、氷山のイラストにたとえて紹介。英語学習の“土台”にあたる部分には「マインドセット」「習慣化スキル」などの気になるキーワードが。

どのレベルの学習者にも対応

この本は、初級者から上級者まで、どのレベルの学習者にも役立つ内容になっています。また、今の学習法に不安を感じている、勉強はしているのに上達が感じられない、余計な時間やお金をかけず「使える英語」を身につけたいという方には特におすすめです。各章を簡単に紹介します。

第1章「マインドセット編」
 英語学習を続けていくうえで土台になる「考え方」を扱う章です。目標の立て方やモチベーションとの向き合い方など、成果につながるマインドセットを身につけるヒントが紹介されています。

第2章「英語基礎固め編」
 初級者・中級者に向けて、まず押さえたい基礎を丁寧に整理した章です。発音・単語・文法という3つの土台をどう固めるかが具体的に示され、自分に足りない部分を見つける手がかりにもなります。

第3章「英語4技能編」
 リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能について、自己流ではなく、科学的に裏づけられた学び方に加え、アプリや学習素材、AIを利用した勉強法など、「使える英語」へつなげていくための実践的なヒントが詰まっています。

第4章「英語上級編」
 留学や海外駐在、外資系企業への転職など、英語を武器にキャリアアップしたい人に向けた章です。資格教材だけでは届きにくい実践的な英語力をどう伸ばすか、生の英語に触れる方法や、上級者として求められる学びのリアルが語られています。

第5章「習慣化スキル編」
 英語学習で欠かせない「続ける力」に焦点を当てた章です。認知科学や心理学をベースに、スキマ時間の使い方や、やる気に頼りすぎずに学習を続ける工夫など、無理なく習慣化するためのコツが紹介されています。

著者・西山数紀さんインタビュー

ここからは、著者・西山数紀さんへのインタビューを通して、この本の魅力をご紹介します。本に込めた思いや、読者の方へのメッセージを、熱く語っていただきました。

――この本を書かれたきっかけを教えてください。

アメリカの教育大学院での学びは、予想をはるかに上回る素晴らしいものでした。そこで学んだ「指導者のための認知科学」の授業などは、今までの経験にすごくプラスになったんです。今まで英語の指導を20年してきましたが、それも自分の力だけではなく、いろんな人のサポートがあってのこと。今度は自分が、英語に伸び悩んでいる皆さんのお役に立たなければならないと思いました。そんなときにアルクの方から連絡をいただきました。この学びを今度は自分が多くの人としっかり共有し、還元したかったんです。

読者の内側を変える本

――留学で学ぶ側になって気づいたことはありましたか?

英語指導者はよく、第二言語習得論に基づいた英語の正しい学び方を学ぶんですが、やっぱり僕らも機械ではなく人間なので、モチベーションにも左右されるし、うまくいったときだけでなく、失敗にも向き合わなければいけません。そういうとき、大学院で学んだ認知科学をベースにした指導法というのがすごく役立つんです。

本書の中にはそれをしっかりと入れたいと思いました。普通の勉強法の本とは違って、第1章で「英語学習者が持つべきマインドセットの作り方」について詳しく書いており、第5章では「習慣化するためのスキル」を5つ、英語学習者が取り組みやすいものに絞って紹介しています。

マインドセットの作り方は、図解や本文中のコラムで分かりやすく解説されています。

英語学習には、正しい勉強法と習慣化の両輪が必要です。どちらか一方では前に進んでいきません。両方がしっかりして初めて順調に進められます。いろいろな勉強法や素晴らしい教材がたくさん出ているけれど、日本人の英語への苦手意識というのは一向に変わっていないように見えます。勉強法と同じくらい、英語に対する考え方、学習の習慣化を意識しないと変わっていかないんじゃないでしょうか。

書店に並んでいるどの英語学習書も素晴らしいですし、ちゃんと実践すれば絶対に効果があると思います。それでも英語の苦手意識が消えない原因はきっと、本人の内側の部分にあるんです。アイテムとかツールではなく、そちらを改善しないと大元は解決しないのではないか、と考えました。

だからこそ、第1章「マインドセット編」と第5章の「習慣化スキル編」には多くのページを割きました。本書の大きな特徴です。もちろん、具体的な英語学習法についても第2~4章でしっかりお伝えしています。

第3章では、英語の4技能であるリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングそれぞれの力を高める方法が学べます。
第5章では学習を習慣化するコツを紹介しています

年齢は関係ない

――西山さんが留学されたのは45歳のときでした。40代というのは今まで蓄積してきたものもあり、また同時に、「今のままでいいのかな」という葛藤もある年齢だと思います。同世代でこれから英語学習を始めたいと考えている人にメッセージをお願いします。

日本ではリスキリングという言葉がよく使われています。ただ、現実には40歳を過ぎて何か新しい挑戦や学びを始めると、「大丈夫?」「今さらその年齢で?」という空気になることが少なくないように思います。

僕がアメリカの社会に行って思ったのは、みんな「アップデートして当然」という感覚で学んでいるということ。むしろ学びを止めることに対して「大丈夫?」という空気があるほどで、そこが根本的な違いでした。行動することがリスクではなく、アップデートしないことこそリスク、という考え方なんです。

日本人は年齢が上がるにつれてチャレンジする腰が重くなってくるのかもしれません。でもそういうときこそ、ぜひチャレンジしてほしいです。僕のSNSでも載せているのが“Age is just a number.”という言葉。英語を学ぶ日本人にとって、とても大事な言葉だと思っています。

45歳 仕事をやめてコロンビア大で見つけた 英語の新しい勉強法

(発売日:2026/4/22)

西山 数紀(にしやま かずき)

教育者。1978年生まれ。英語教員として20年間教壇に立った後、「世界の教育」を学びたいと考え、日本に家族を残して単身渡米。米国コロンビア大学教育大学院(Teachers College, Columbia University)にて教育リーダーシップの修士課程を修了。ニューヨークでの生活や英語学習の苦闘をリアルに発信したX(旧Twitter)が、多くの英語学習者の共感を呼ぶ。帰国後は、留学・駐在者向け英語オンラインスクールRECIPRO」を立ち上げ、海外に挑戦する方の伴走を続けている。将来の夢は「自分の学校を作ること」。英検1級。2児の父。
X(旧Twitter): @kazuuuu3150


ENGLISH JOURNAL編集部
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