「けち」は英語でなんて言う?文脈で使い分ける英語表現まとめ

「けち」という日本語は、必要以上に物を惜しがること、またそのような人を指します。日常会話でもよく使われる表現ですが、英語ではこの意味を1語でそのまま表すことはできません。この記事では、日本語の「けち」を英語でどう言い分けるのかを、代表的な表現とともに整理します。

まずは結論:文脈で選ぶ「けち」の英語

  • 非難を含めて「けちな人」と言いたいとき
     → cheapskate / tightwad
  • 行動や態度について「けち」と言いたいとき
     → stingy / tight-fisted / penny-pinching
  • 無駄を嫌う「倹約家」のニュアンスで言いたいとき
     → thrifty / frugal / money-conscious

日本語の「けち」。英語では複数の言い方がある

日本語の「けち」は、「必要以上に物を惜しがること。そのような人。」という意味を持ちます。
英語では、「非難的に人を表現する場合」と「行動や態度を述べる場合」の表現を押さえておきましょう。そして参考として肯定的なニュアンスを示す「倹約」を表す語も紹介します。

非難を含んだ「けちな人」を表す英単語

cheapskate

cheapskate は「けちな人」という意味の名詞で、できるだけお金を使わない人を、非難の意味を込めて指す表現です。口語的で、冗談めかして使われることもありますが、基本的には否定的な語感を持ちます。

Don’t be such a cheapskate! Treat yourself to something nice for once.
そんなにけちけちしないで!一度は自分に何かいいものをご褒美にしなよ。

tightwad

tightwad も「けちな人」を表す名詞で、お金を使ったり与えたりするのを嫌う人を指します。wadは、直訳すると「塊」や「団」という意味で、ここでは「お金の固まりをしっかり握りしめる人」を連想させます。

My uncle is a real tightwad; he even counts the number of napkins we use.
私のおじは本当にけちで、私たちが使う紙ナプキンの数まで数えています。

行動や態度について「けち」を表す英単語

stingy

stingy は、お金を使うことに対して気前がよくない態度を表す形容詞です。必要な場面でも出し惜しみをするような人物に対して使われることがあります。
人の性格や態度を表す語であり、評価的なニュアンスを含みます。

He’s so stingy that he never treats anyone to lunch.
彼は本当にけちで、誰かにランチをおごることはありません。

tight-fisted

tight-fisted は、文字通りには「握りしめた拳」という意味から転じて、お金に関して気前がよくない態度を表します。意味は stingy に近く、言い換えとして使われることもあります。

My friend is tight-fisted, so she prefers to walk to work in the rain rather than pay for a bus.
私の友人はけちなので、バス代を払うよりも雨の中を歩いて通勤することを好みます。

penny-pinching

penny-pinching は、「1ペニーまでつまむ」という語感から、細かい出費まで惜しむような行動や習慣を表す形容詞です。
性格そのものというより、行動の描写に使う表現です。

His penny-pinching habits include reusing tea bags and saving every receipt.
彼のけちくさい癖は、ティーバッグを再利用したり、レシートをすべて保存したりすることです。

「けち」とは違う?肯定的な「倹約」を表す英語表現(参考表現)

日本語でも「けち」と「倹約」はニュアンスが異なります。「けち」は否定的、「倹約」は肯定的な意味をふくみます。
もし「お金を少なく使うこと」を肯定的な意味合いで言いたいときは、以下の英単語を使いましょう。

thrifty

thrifty は、お金や資源を無駄にせず、賢く使うことを意味します。否定的な意味はなく、むしろ肯定的に評価される語です。

She’s always thrifty, never spending more than necessary.
彼女はいつも倹約家で、必要以上のお金を使いません。

frugal

frugal は、質素で節約を重んじる生活態度を表します。堅実さや計画性を含む語で、「けち」の訳語として使うと意味がずれることがあります。

Living a frugal lifestyle, she manages to save a significant amount every month.
質素な生活を送る彼女は、毎月かなりの額を貯金しています。

money-conscious

money-conscious は、金銭面において注意深く、お金の使い方を意識していることを表します。評価的な色は薄く、中立的な語です。

Being money-conscious, he always looks for the best deals before making a purchase.
金銭感覚に敏感な彼は、買い物の前にいつもお買い得品を探します。

まとめ:英語で「けち」と言う前に考えること

日本語の「けち」は便利な言葉ですが、英語では 非難なのか、態度の説明なのか、倹約なのか を切り分けて考える必要があります。
誰かを非難したいのか、行動を描写したいのかを意識することで、英語表現の選択を誤りにくくなります。文脈に合った語を選び、「けち」という日本語の感覚をそのまま当てはめないことが大切です。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

トップ写真:Adobe Stock

作成:2023年12月7日、更新:2026年2月13日

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