日本語の「せっかち」は、性格として待つのが苦手なこともあれば、行動や判断を急ぎすぎることを指す場合もあります。英語では、この違いによって使う表現が変わります。
この記事では、「せっかち」を英語で表す代表的な語句を、意味の違いと使い分けが分かる形で整理します。
結論:まずはこの2つを押さえる
- 性格そのもの/行動から見える性格傾向を言いたいとき → impatient / always in a hurry*
- 行動や判断が性急であることを言いたいとき → hasty / rash
文脈によって使う語を使い分けるのが、「せっかち」を英語で表す際のポイントです。
「せっかち(性格)」を表す英語
impatient
impatient は、「待つことが苦手」「我慢ができない」という性格そのものを表す最も基本的な語です。
遅れや待ち時間に対してイライラしやすい傾向を指します。
Impatient people can’t wait for too long before they start getting irritated.
せっかちな人は、長く待つとイライラし始めます。
always in a hurry
in a hurry は本来「急いでいる状態」を表しますが、always in a hurry とすると、「常に急ぎがちな人」という行動パターンとしての傾向を表せます。
He’s always in a hurry to finish his work and leave the office.
彼はいつも仕事を急いで終わらせてオフィスを出たがります。
「せっかちな行動・判断」を表す英語
hasty
hasty は、「十分に考えずに急いだ」行動や判断を表します。
性格というより、その判断や行動に対する評価です。
His hasty decision to quit his job was regrettable.
彼の性急な決定で仕事を辞めたのは残念だった。
rash
rash は hasty よりもネガティブな意味合いを持ち、「軽率」「無謀」に近い語です。
結果が悪かったことを強く示唆します。
It was a rash move to invest all his money in one stock.
一つの株に全てのお金を投資したのは軽率な行動だった。
precipitate
precipitate は、「早まった」「突然の」という意味を持つ、フォーマルな表現です。
主に書き言葉で使われます。
His precipitate actions often lead to mistakes.
彼の早まった行動はしばしばミスを招きます。
「せっかち」に似ているが区別したい表現
can’t wait
can’t wait は、「せっかち」という性格評価ではなく、楽しみや期待が強くて待てない気持ちを表します。
「気が短くて待てない」のではなく、「待ち遠しい状況」を表すときに使います。
She can’t wait to see the results of her exam.
彼女は試験の結果を見るのを待ちきれません。
落ち着きのなさを表す語
restless
restless は、「そわそわして落ち着かない」心理状態を表します。
「せっかち」に近い場合もありますが、不安や緊張を含むことが多い語です。
The children were restless waiting for the school trip to start.
子供たちは旅行が始まるのをそわそわして待っていました。
よくある質問(Q&A)
Q1. 「せっかち」は英語で一言で言うと何ですか?
A. 文脈によりますが、性格としての「せっかち」を表すなら impatient が最も一般的です。
待つことが苦手で、遅れや待ち時間にイライラしやすい人を指します。
Q2. can’t wait は「せっかち」という意味ですか?
A. can’t wait は「短気」や「せっかち」という性格を表す意味にはなりません。
楽しみや期待が強くて待てない気持ちを表す感情表現です。
Q3. rash と hasty はどう違いますか?
A. どちらも「早まった判断・行動」を表しますが、
- hasty:十分に考えずに急いだ
- rash:結果が悪かったことを含意する、よりネガティブな表現
という違いがあります。
Q4. restless は「せっかち」と同じ意味ですか?
A. 完全に同じ意味ではありません。restless は、落ち着きがなくそわそわしている心理状態を表します。
「せっかち」に近い場合もありますが、不安や緊張を含むことが多い語です。
まとめ
「せっかち」は英語では一語で表せるとは限りません。
性格なのか、行動なのか、感情なのかを意識して、impatient や hasty などを使い分けることで、より自然な英語表現になります。
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